2026作業記録② 光沢加工(2)
- 2 日前
- 読了時間: 2分
更新日:22 時間前
前回は、卵白液を塗った後は叩く…というところまでの話をしました。
昆布のようにバリバリになった布を叩いた後は何をするかというと、、
蒸します。
こちらが我が家の蒸しの様子…

以前は現地のマネをして稲わらを敷いていましたが、今は稲わらが在庫切れ。
細かく粉砕されていない稲わらの束がふぉこかにあればほしい今日この頃…
さて、なぜ布を蒸すのかというと、叩いて平たくした繊維の形状を固定させることが1番の理由だと考えています。
叩かれたことによって繊維がつぶれた状態になっている(であろう)布を、高温の蒸気で形状をキープさせる…スチームアイロンのイメージでしょうか。
また、塗布している液体には卵白を混ぜているので、蒸すことによって卵白を凝固させている…つまり布面に塗ったコーティングをもしっかり固着させている役割もあるかもしれません。
いつの日だったか京都の染色の先生が「蒸しの力ってすごいんですよ」と仰っていたことがありましたが、水蒸気が素材のポテンシャルを爆上げさせているようです。。
ちなみに蒸す時間はおおよそ30分~1時間くらい。いつも結構アバウトです。
蒸した後の布色に劇的な変化があるかと思えばそうではなく、グレーがかったような黒色になっているので心配になります…
この後、蒸した布は濃度の高い藍液でさっと染めます。
すると…

このように亮布の色味がやっと出現。徐々にメラメラした感じに赤紫色が表れてきたら成功です◎
毎度ここまでの作業を経ないと色味がわからないので、この瞬間が一番ドキドキします…
この色味は「ブロンズ現象」と呼ばれる現象によるもので、亮布の光沢と色味にはこの現象が重要なカギを握ります。
このあたりのお話はまた今度。
このように、光沢作業と仕上げの藍染め作業はセットで行うことが多いです。
そしてこの工程は、目指す色味と光沢が出るまで行います。
こちらの布もあと1~2回くらいは光沢加工を行う予定です。まだまだ作業は続く…
今年1発目の布が完成したら、こちらにまたご紹介したいと思います。
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