染めて叩いて…ピカピカに?!亮布づくりワークショップ【前編】
- rympmiao
- 2025年12月27日
- 読了時間: 4分
時差投稿になりますが、今年の8月に初の亮布づくりワークショップを行いました。
これまで、完成した亮布を使ってのフラワーづくりなどは行ってきましたが、布そのものを作るワークショップは今回が初めて。
なぜやってこなかったのかというと、、
1番の理由は亮布1本作るのに結構な月日を要するためです。。
例年、複数本を同時進行で作ってはいるものの、全ての染め工程が終わるのに1か月半~2か月はかかっております…

少しずつ草木染めなどのワークショップの機会が増えてきている中で「亮布ってどうやって作るの?」という声も多数いただいたこともあり、1回やってみるか!と企画を決心。
大変マニアックな染色体験ワークショップ、果たして人が集まるだろうか…とドキドキしていましたが、ありがたいことに、今回は4名の方が県内外各地から参加してくださいました!
以下ではワークショップの内容を前編・後編に分けてレポートしていきます。
●亮布ってどんな布?
今回ご参加いただいた方々のほとんどは亮布という布を実物で見るのは初めて。
そんな方々のために、これがどんな布で、どこで作られていて、何に使われているのか?…をまずは簡単にご説明しました。

亮布は、一言で言うなら「中国西南の少数民族が作る藍染の布」。
しかしこの一言では伝えきれないくらい見た目にも中身にも特徴があるのです…
詳しくは当サイト「亮布とは」のページもご参照ください。
●工程①藍染め~これでもか!というくらいの藍染め~
どんな布なのかわかっていただいたところで、いよいよ亮布づくり体験をスタート。
まずは藍染めから体験していただきます。
とはいえ、白い布から染め上げるのではなく、今回は既に何回か藍染めしておいた布を改めて染めます。

亮布は「いかに布に藍の色素を付着させるか」が大きなポイント。
藍色を通り越し、若干の赤紫色味が表れてくるまで、何日もかけて藍染めを行います。

ちなみに亮布研究所では、実は天然藍を使いません。
それにはいくつか理由があるのですが、当工房では、できるだけ本物の亮布に近い布色を目指すため、藍の色素含有量が多い化学建ての藍を敢えて選んでいます。
過去には天然の藍で作ったこともあるので、それについてはこちらの書籍にまとめられています。
ちなみに本場・中国貴州省の亮布は泥藍染め。
コロナ禍以前はその泥藍自体も手作りする村もまだまだ散見される様子でした。
●工程②草木染料で重ね染め~藍色に深みを持たせる~
たくさん藍染めした後の布は、赤~茶色味の草木染料で重ね染めしていきます。
こちらの工程を行う目的としては、
・色味に深みを持たせる
・アルカリ性の藍を酸性の草木染料で中和させて色止め
・布の堅牢度を高める
…などなど、いくつかの効果があります。
しかしかなりの濃紺色のため、重ね染めしても目立って色味が変わるようなことはありません。
今回のワークショップでは、トン族という少数民族が作る亮布に倣って柿渋を使用しました。

工程②を経たところでお昼休憩。
布を乾かしている間にお昼ご飯を食べます。
亮布研究所のワークショップは「食べること」もこだわりポイントの一つ。
染め作業はお腹が空くので、しっかり食べてエネルギーをチャージします。
今回は市内のおにぎりのお店「おしたんてん」さんのおにぎり弁当をご用意しました。

ランチタイムは参加者同士の交流を深める時間でもあります。
各方面から集った皆さんは経歴もお仕事も、亮布に興味を持ったきっかけも様々。
こうして集った面白い方々から興味深いお話を聞けるのは、マニアックなワークショップを開く醍醐味の一つですね。
さて、ここまでが前編でした。
後編では、亮布の肝となる工程を挟みつつ、無事完成できるのか?!をまとめる予定です。
後編もぜひご覧ください♪





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