12月上旬に「食べて染めてたのしむ草木染めワークショップ2」を開催しました。
今回はコーヒーの出がらを使ってウールの靴下を染めるという内容です。
媒染剤の違いによって色が変わることを活かし、キャメル色またはサンドベージュ色のどちらか選べるようにしました。
この日の参加者は4人。
前回のワークショップのリピーターさんもご新規さんも交えてのメンバーとなりました。
まずは煮染め❶から。
コーヒーの出がらを煮出した染液にウールの靴下を浸し、4人交代でぐつぐつ煮込みます。
香りはコーヒーですが、染液の色はまるでめんつゆのよう(笑)
白い靴下がつゆを吸っているフライか何かのように見えていたのは私だけでしょうか…
煮染め❶のあとは早くもランチ休憩を挟み(ランチの話は後半で紹介)、ランチ後は媒染作業からスタート。
アルミ媒染だとキャメル色に、鉄媒染だとサンドベージュ色になります。
今回アルミ媒染剤には焼きミョウバンを、鉄媒染剤には木酢酸鉄を使用しました。
焼きミョウバンはスーパーで入手でき、木酢酸鉄は錆びた鉄くぎとお酢と水で作ることができるなど、身近にある素材を使っているのが密かにポイントです。
(今回は染料店の木酢酸液を使用)
媒染後も作業は順調に進み、染まり付きもいい具合になりました。
草木染料は綿よりも絹やウールの方が染まり付きが良いので、今回は糊抜き以外の下処理はしませんでした。
厚めの素材の靴下だったので、下処理なしで半日で染まるかどうか…と少し心配していましたが、ちょうど良い具合に染まっていました◎
なんだかテディベアを連想させる色味です。
ちなみに今回のランチはこちら。
今回のランチはパンとコーヒーが楽しめるお店・「みちくさの学校」のホットドッグとコーヒー。
「みちくさの学校」は柏崎市別俣地区にある廃校を活用した施設で、週末には別俣農村工房が運営する「きらら食堂」と、別俣地区の協力隊員・酒井さんによるパン屋さんが隔週で営業されています。
今回のワークショップではこちらのお店のコーヒーの出がらをいただいて開催しました。
ホットドッグのパンはもちろん、なんとソーセージもお手製。ソーセージには別俣地区の特産が練りこまれていたりして、こだわりがすごいです!
さらにコーヒーは同地区でコーヒーに詳しい方が媒染されたものなんだとか。
フルーティーで飲みやすいコーヒーでした^^
そんなわけで今回は、足元と胃袋をコーヒー色に染めるワークショップとなりました。
ちなみにこの日は寒波の影響でとっても寒い日に。外で雪がちらつく中での作業でしたが、幸いなことにお湯作業が中心のため、凍える思いはしなくて済みました(笑)。
冬期間はワークショップの開催と亮布制作はお休みしておりますが、染め直しのオーダーは受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
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